ヘルプマークを使ってみよう!(その1)
みなさんは、ヘルプマークを知っていますか?
内部障害や、事情があり、配慮を必要としている人のマークです。東京都が制定し、結構各都道府県に導入されるようになりました。
東京都の説明としては
ヘルプマークの対象者は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていて、配布を希望する方々です。 しかしながら、身体機能等に特に基準を設けているわけではありません。ヘルプマークの配布に当たっては、必要な都民の方々が円滑にマークを活用することができることに配慮し、特に書類等の提示は必要なく、お申し出に対しお渡しすることとしています。
マタニティマークと同様、御家族等が代わりにいらっしゃる場合も、お渡ししています。
(東京都福祉保健局より)
だそうです。要は、汎用性のかなり高いマークなのですね。
では、このマークはどうやって貰って、どうやって使えばよいのでしょう?
実際当事者の私の例を見ながらヘルプマークの現状に迫ってゆきましょう。
※私の事情
①本拠地である東京に住んでいる。
②精神障害福祉手帳は持っている。
③過呼吸、パニック(発達障害の二次症状と思われる)瞼が開かなくなる病気(薬の副作用)を患った。
☆ヘルプマークの存在を知る。
まず、そもそも私はヘルプマークを知りませんでした。(最近友達にヘルプマークのことを説明すると「知らなかった。不勉強だったよ、恥ずかしい」と言われますが、全然恥ずかしいことじゃないです。TVCMすらやっていないのだから)
結局、その存在を知ったのはインターネットでした。「これはいい」と素直に思いましたね。当時私は突然目が開かなくなって困っていました。外出も困難だし、もう20代後半、今から白杖の練習をする気にもなれず、ひとりで腐っていたので。励みくらいにはなるかな…と。
☆ヘルプマークを取りに行く
さて、じゃあ実際取りに行こう!となりますよね。
「・・ん?・・・・・・どうやって??」
ヘルプマークは、最寄の駅では配られていませんでした。
都営地下鉄各駅駅務室
多摩モノレール駅務室(一部時間帯を除く)
東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)
都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院等
と、東京都のホームページには書いてありましたあります。なるほどなるほど、JRとかの駅では配っていないのですね!地下鉄ゆりかもめモノレール……
なんでやねん!
これは、おそらくまだ全都道府県にヘルプマークが行きわたっていないからなのではないでしょうか?
西にしろ東にしろ全国区のJRは、未だ導入していない県がある限り、ヘルプマークを配れない状況なのかもしれませんね(推測)
というわけで、多摩モノレールの駅に取りに行くことにしました。これがまた大変。その時は、まだ瞼に注射(ボトックス)を打ってもらう前だったので、私の瞼はほぼ開きませんでした。その状態でJRで立川までいき、更に歩いてモノレール駅へ進み、階段を上って駅務室に行く。
難易度高!!
うちは家族が忙しいので、代理で貰ってきてはもらえません。
仕方ないのでタクシーで行く。運転手さんに事情を話すと、視覚障害に理解のある方でした。講習を受けたことがあるそう。ありがとうございます><
階段の上り下りを手伝ってもらって何とかヘルプマークGET!
障害者手帳は本気で要らなかったです。「ヘルプマークください」と言うと駅員さんは「いくついる?」と軽い感じで聞いてくださいました。
行くのは困難。貰うのは簡単。やれやれ。ミッションコンプリート!
…と、思いきや!後で知ったのですが
実は地元の市役所で配っていたあああああ!!!
仕方ない、後悔先に立たずです笑
皆さんは、地元の市役所で配布されているか、いないか確認してくださいね;;
☆貰ってきたヘルプマークにシールを貼る。
ヘルプマークには、病状や対処法などを自由に書けるシールが付いていました。
過呼吸やパニックより、その時は瞼の方が問題だったので、
【時々目が開かなくなります。何かあった時は以下に連絡してください→家族の電話番号】
と書きました。貼っておいたら、「マリーナちゃん個人情報危ない!!!」と、友達から顰蹙を買ったため、個人情報はヘルプカードへ移行(カードのことはまた今度書きます)
まあとにかく、そんなこんなでとりあえず私もヘルプマークユーザーに。
実際使ってどんな感じだったかは、長くなるので、別の記事で!
今年の障がい者週間。どっさり配っとる…私の苦労って一体・・・・・・・・・
ではでは!